いただいた回答に駄文をつけてみた('ー ' *)
「ヒカルの部屋はもぬけの殻、と。……やっぱ、ランティスの部屋のほうにしけこんでる
確率が高いか…?」
セフィーロの中枢を担う一人でありながら(昼寝三昧のサボり魔であるにしろ!・笑)人里離れた・・・、
もとい、他の者たちの部屋から離れたところに執務室兼私室を構えているランティスのところへと
向かいながらフェリオがしたり顔でつぶやいた。
「『しけこんでる』だなんて…。ヒカルさんのことが愛おしくてしかたなくていらっしゃるから、
独り占めせずにはいられないんですわ、きっと…」
いい大人の癖に手間のかかる魔法剣士に業を煮やし、怒ったように少し前を歩いていたフェリオが
いきなり立ち止まって振り返り、止まりきれなかった風をぐっと腕の中に絡めとってた。
「きゃっ…。申し訳ありません……。あ、あの、フェリオ・・・?」
フェリオの熱っぽいまなざしに風が戸惑う。
「俺がそう思わないとでも?」
「え――?」
「もう四ヶ月も逢ってなかったんだ…。俺にだってフウが足りない。ヒカルの誕生日はランティスが
祝ってやれば、それで十分だろ?俺はフウを独り占めしたい……」
肩の大きく開いた大人びたワンピース。高校生らしく素顔でいることが多かったのに、艶やかに誘う
みずみずしく色づいたくちびる。それが愛しい人であるなら、独り占めしたいと思わないほうが嘘だ。
誘われるまま奪おうとしたフェリオの胸を、風がやんわりと押し返していた。
「廊下でだなんて、いけませんわ…」
彼女の慎み深さを考慮しそこねていたフェリオは、オアズケを命じられた仔犬のように小さく唸って、
柔らかなくちびるを掠めるようにさっと奪い取っていた。
あまりに瞬間すぎて、本当に触れたのかしらとでもいうように、風は目を丸くしてフェリオをみつめ
かえしていた。
「これであと四ヶ月は我慢してやるよ。さっさとあいつら探そうぜ」
風の手を引いて歩き出しながら、『次に口説く時は、絶対自分の部屋だ…』と、固く決意したフェリオ
だった。
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何かひねり出さないといけませんやね_¢(ーー;)フェ風ネタ、うーん・・・
(当人の色気が乏しいため、エンジンがかからず・滝汗)
ネタが降臨することを待ち・・・・・・短いですけど、なんとなく夢うつつで拾ったので
急遽upしてみました。